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上智スクールの指導について

 

                         上智スクール塾長 渡辺勇治

 

 上智スクールでは実際にどのように指導を進めていくか。もちろん、一番大切なことは、基礎から必要な知識を積み上げていくこと≠ナす。生徒の現在の学力から見て、何をどれだけ勉強したらよいのかを提示することが何より大切だと思っています。英語の場合、私たちの教室で使う問題集は、
 @基礎段階 A実戦段階の二段階になります。

 

上智スクールで使う英語テキスト

 

 

@基礎段階
           高校リード問題集 英語T
           高校リード問題集 英文A
           高校リード問題集 英語U
           高校リード問題集 英文法B
           高校新演習スタンダード 英語構文

 

 

A実戦段階
           高校新演習スタンダード 英語V(文法編)
           高校新演習スタンダード 英語V(文法編)
           高校新演習プログレス 英文法・語法
           高校新演習プログレス 英語長文
           高校新演習プログレス 英文法
           高校新演習プログレス 英語構文

 

 これだけでも、けっこうな分量になります。
(上記の問題集をマスターした生徒には、さらに実戦的な問題集があります。)
@基礎段階のテキストは、高校2年までにマスターしておかなければならないミニマムです。

 

 『高校リード問題集』は、昔から定評のある塾専用の問題集で、私立高校などでも使っているところがあります。このレベルの問題集をほぼマスターしている生徒は、すぐにAの実戦編の問題集から始められます。

 

 しかし、実際に多くの高校生を教えてみると、ほとんどの高校生(約90パーセント以上) が高校2年の3学期までの段階で、これらの問題集の内容をマスターできていません。リード問題集の『英語U』や、『英文法B』の巻末に「総合問題」がありますが、高校3年生になる生徒に入塾時にこれをテストしてみると、60パーセントもできている生徒はかなり優秀な生徒になってしまいます。そういう生徒ならば、一年間の受験勉強を一生懸命にやれば、ある程度の基礎はできているので、難関大学G-MARCHに合格できる可能性が高いといえます。

 

 しかし、平均的な生徒(約9割)の場合、実際にやらせてみると、正答率は30パーセント以下です。そういう生徒が圧倒的に多い。つまり高校2年までにマスターするべきことを終えていない状態で高校3年の受験勉強をしなければならない生徒が圧倒的に多いということです。大学受験で、この段階で遅れをとってしまっているのです。

 

 予備校のパンフレットを見ると、予備校にいくとだれでも、難関大学に合格させてくれそうな気にさせられますが、それは生徒集めの宣伝(立派なパンフレット)が上手なのであって、本当に学力を高めるのを約束するものではありません。予備校の合格実績は華々しいですが、合格実績を飾っているのは、一部のトップクラスの生徒で、予備校にとって90パーセントの生徒は、それにつられてくるお客様です。本当は予備校に入っても、入らなくても、ほとんどかわらないのです。

 

 繰り返して言えば、予備校に入って効果があるのは、上位層の高校生で、すでに基礎ができていて、学力にある程度の余裕がある生徒です。予備校では、あくまで基礎ができていることを前提で、「センター対策」の講座などを用意しています。しかし、基礎が不十分な生徒が「センター対策」の講座を受けても、ほとんど力はつきません。

 

 本当は、勉強のやり方が間違っています。基礎が不十分な場合は、「センター対策」の講座を受けるよりも、高1や、高2で学校で勉強したリーダーや文法を徹底的に復習しなおしたほうがいい。そのほうが力がつくはずです。なぜなら、それを疎かにしてきたことが基礎力の欠如の原因なのですから。

 

 もし、リード問題集の巻末「総合問題」で、半分もできないようなら、一刻も時間の猶予はありません。私たちの教室では、そのようにアドバイスしますし、今すぐにでも、これらの問題集を完璧にマスターさせるように指導することにしています。センター試験の英語で50%しか取れない場合は、センター対策の問題をやっても得点力は上げられません。それよりも、まず、@の基礎段階の問題集を完全にマスターすることに力を注ぐべきです。

 

@基礎段階の問題集が、完全にマスターできれば、A実戦段階の問題集はスムーズに進みます。次の段階で、G-MARCHや、難関大学も視野に入れることができるようになります。しかし、基礎編の問題集があやふやなままで、焦って実戦的な問題に手をつけても、空回りするだけです。

 

 「過去問」が気になって仕方のない生徒がよくいますが、基礎力不足の場合、過去問では力はつきません。センター対策でも、過去問ばかりやりたがる生徒がいますが、過去問は、問題の形式や、難度や傾向を知るために有効なのであって、それをやって力がつくものではありません。むしろ、そればかりやっていると、少しも進歩しないということになります。まず入試問題を解く前提となるのは、その生徒がそれまでに蓄積できた知識の総量であって、それがなければ入試問題に対して、武器なしで、素手で戦うようなものです。とても歯がたちません。

 

 私たちは、まず第一段階の基礎を徹底的に叩き込みたいと考えています。高校3年生になって、基礎が完成していない生徒にとっては、入試まで残された時間は少ないですから、急いでこれをしなければなりません。当然、教室で教えるだけでは、間に合いません。ですから、授業の都度に「このページと、このページを家でやるように。」と指示します。

 

   私たちは、何をどれだけやれば、どれだけの学力に達するか、よく知っています。要するに、生徒がどこまでやってくれるかです。私たちは、勉強の方向性を与え、少し手助けするだけです。個別指導のメリットはここにあって、予備校の集団授業や、映像授業のような名講義≠することではありません。ですから、私たちも、指導をお引き受けした生徒には、私たちの指示に従って、全力で頑張ってほしいと思っています。

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